クリニック紹介
院長あいさつ
20年以上の内科と胃腸疾患診療の経験を生かし、綱島の地に井上胃腸科・内科クリニックを開院したのが2005年のことでした。以来、『胃腸病の専門医療』と『“かかりつけの医院”としておこなう内科一般医療』の融合を目指して取り組んできました。
2014年には、外来数や内視鏡検査数の増加に伴い、現在の綱島別所プラザへ拡張・移転し、名称を医療法人 井上胃腸内科クリニックと変更しました。
開院以来以下のような改革に取り組んできました。
①鎮痛剤、鎮静剤を使った苦痛の少ない上部・下部内視鏡検査
開院以来取り組んできた当院の特徴である鎮痛剤、鎮静剤を使った苦痛の少ない上部・下部内視鏡検査。年々、検査枠の拡充を図り、最近では年間4000件以上の検査が可能になり、検査待ち時間は大幅に短縮しました。
今後はネットでの予約可能な体制を作っていきたいと思っています。
②近隣病院との連携
済生会横浜市東部病院や関東労災病院から消化器疾患の医長以上の先生を6人招聘(しょうへい)し、診療レベルの向上だけでなく、紹介しやすい環境を作っています。
③胆膵領域の充実
移転前は胃腸病診療には自信がありましたが、肝胆膵領域が弱点でした。現在は肝胆膵の診療経験のある猫橋俊文先生(現・井上胃腸内科クリニック副院長)と済生会横浜市東部病院化消化器外科副部長の西山亮先生に来ていただき、診療レベルは確実にアップしました。
④腹部および頸部エコー検査
エコー検査の猫橋俊文先生が2021年に着任され、さらに専門の臨床技師5人にも来ていただき、ほぼ毎日検査が出来るようになりました。
⑤救急医療の充実
胆石、肝炎、膵炎、心筋梗塞時などに必要な血液検査は当初外注だったため、緊急時に結果が出るのに数時間を要していましたが、現在は院内で測定可能となり、診断までの時間がかなり短縮されました。さらに緊急エコー検査、内視鏡検査の体制も拡充され、救急医療に関してはかなりレベルアップをはかることができました。急患の方は、予約枠がいっぱいでも随時診察を受け付けますので、受診前にお電話ください。
⑥炎症性腸疾患
炎症性腸疾患(IBD)である潰瘍性大腸炎やクローン病に関しては、山手メディカルセンターのIBDセンター長・深田雅之先生に来ていただき、近年劇的に変化しつつあるIBD診療に対応しています。
⑦機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群
近年注目を浴びている機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群。これらの疾患では、西洋医学的治療よりも食事の改善やストレス対策の方が重要で、全人的な取り組みが必要になります。内服治療だけでは症状が改善しない方は、私の外来を受診してください。
⑧待ち時間
開院以来、診療レベルは着実に上がっていると自負していますが、懸案事項は待ち時間でした。診療内容の充実とともに急患や高次病院への紹介が必要な患者さんが増え、どうしても待ち時間が長くなっていました。そこで2021年3月からは待ち時間短縮と感染予防対策の観点から予約制を導入し、待ち時間は以前の半分以下に減りました。ただし、急患が続いた場合、時に30分以上お待たせすることがありますのでご理解のほどお願い申し上げます。
⑨コロナ感染症蔓延による内科一般診療の変更
『“かかりつけの医院”としておこなう内科一般医療』として生活習慣病だけでなく、すべての感染症に対応していましたが、コロナ感染症と当院での内視鏡検査の増加に伴い、動線を完全に分けることが難しくなり、呼吸器感染の方のみ診療は近隣の内科にお任せすることになりました。その他の感染症や糖尿病や高血圧などの生活習慣病に関しては従来通り診させていただいております。
このように様々な改革に取り組んできましたが、今後は積極的にデジタル機器を導入することでさらによい医療を目指しいきたいと思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
医療法人 井上胃腸内科クリニック 理事長・院長 井上冬彦
院長プロフィール
経歴
昭和54年 | 東京慈恵会医科大学卒業 |
---|---|
昭和59年 | 東京慈恵会医科大学内科助手 |
平成3年 | 東京慈恵会医科大学医局長 |
平成4年 | 東京慈恵会医科大学講師 |
平成11年 | 松島病院大腸肛門病センターに勤務(診療部長) |
平成17年 | 井上胃腸科・内科クリニックを開業(綱島西2丁目) |
平成26年 | 井上胃腸内科クリニックと名称変更し、綱島西3丁目に移転 |
2005年〜2021年の間で、大腸内視鏡検査数が約3万5000例、上部内視鏡検査数が約4万例 |
資格・所属学会
認定医・専門医など
- 日本内科学会認定内科医
- 日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医
- 日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡指導医
- 日本消化器病学会認定消化器病専門医
所属学会
- 日本内科学会
- 日本消化器病学会
- 日本消化器内視鏡学会
その他のライフワーク
プロの自然写真家としても活動
撮影対象:アフリカの大自然、日本の四季
医師と自然写真家、という二つの視点でみつめた“いのち”の表現活動
副院長プロフィール
経歴
昭和62年 | 東京慈恵会医科大学卒業 |
---|---|
平成6年 | 東京慈恵会医科大学 助手 |
平成9年 | 東京慈恵会医科大学消化器肝臓内科 医局長 |
平成11年 | 東京慈恵会医科大学 消化器肝臓内科 講師 |
平成13年 | 富士市立中央病院 消化器内科 部長 |
平成16年 | 山本記念病院 副院長 |
令和2年 | 山本記念病院 院長 |
令和4年 | 現 井上胃腸内科クリニック 副院長 |
資格・所属学会
資格・専攻
- 日本内科学会認定医
- 医学博士
- 消化器肝臓病学(肝胆膵のIVR等)専攻
所属学会
- 日本内科学会
- 日本肝臓学会
- 日本消化器病学会
- 日本超音波医学会
副院長あいさつ
私は令和4年4月より、井上胃腸内科クリニックの副院長として勤務をはじめました。井上院長は東京慈恵会医科大学そして医局の先輩で、優しくありながらも厳しく指導を受けてきた記憶があります。そんな中、私が前病院の院長を退職したところ、「一緒に働かないか?」と真っ先に声をかけて下さり、自分で務まるのかが不安ではありましたが、皆様のご協力もあり現在に至っております。
当クリニックは、「胃腸病の専門医療」と「かかりつけの医院としておこなう内科一般医療」の融合を目指して取り組んでこられており、私も同じ志を持っております。地域医療の定義に確たるものはありませんが、「地域の健康は地域で守る」を原則に、胃腸病の専門医療だけではなく「全人的医療」を提供できたらと思っております。
患者様の病気をだけを診るのではなく病人を診る心構え、それが私および井上院長の母校の建学の精神でもある「病気を診ずして病人を診よ」であります。それを具現化するためには、私たちクリニック側が、まず地域を知ること、そして地域医療を行なえる総合的な診断および診療能力を高めることを実践していきたいと考えております。
副院長 猫橋俊文
その他医師紹介
西山亮 医師
認定医・専門医など
- 日本外科学会認定外科専門医
- 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医
- 日本消化器外科学会認定指導医
- 日本肝胆膵外科学会認定肝胆膵外科高度技能専門医
- 日本消化器病学会認定消化器病専門医
- 日本肝臓学会認定肝臓専門医
- 日本胆道学会認定指導医
- 日本膵臓学会認定指導医
- 日本肝胆膵外科学会 評議員
その他資格保有医師
認定医・専門医など
- 日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医
江川智久 - 日本消化器病学会認定消化器病専門医
深田雅之